小説家業界は化け物だらけと聞いたことがある。
(中略)
だって、まさかほんものがいるとは思わないだろ?
2008/09/16 杉井光/GA文庫
ブログ界の片隅で少し騒いだので…やっぱり、読む責任はあるんだろうなぁ…などと、思ったわけでもないのですが、とりあえず刊行してすぐに入手し、最優先で読んでみました。
この作品はある意味内輪ネタであるので、その内輪はもちろんのこと、その外郭すら知らなかったのですが…。
そもそも「池袋いけぬこ会」なんて知らなかったし。
さらにいえば、著者杉井光の作品を読んだこともなければ、ここに登場するキャラクタ達(の元ネタ)の作品もほとんど知らない。
そんな、何も知らないなかでこの本を読んだわけです…。
読み始めてみて…
なんか呼ばれてないような気がした。
もちろん、呼ばれているわけはこれっぽっちもないわけだが…その辺を差し引いても…なんかちょっと…という感じ。
おもしろくなかった…わけではない。
なんというか…異界という感じ…まぁ、たしかに登場人物は妖怪ではあるけど(笑)
第四話は妙に感動的になっていました。
…ちょっとうまいかも。
PS.
あとがきには2008年最大の倒産(日本国内)のことが描いてあったが、この本の出た翌週には米国で、ある証券会社が倒産していた。
元ネタはこちらで補完…できるかな?
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20080911/p1
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