[小説]“ 文学少女”と月花を孕(だ)く水妖(ウンディーネ)
2008年7月3日 読書悪い人にさらわれました。
一週間分の着替えと宿題をもって、今すぐ助けに来てください。
読了 2008/06/04
文学少女シリーズの番外編で、時系列上は二つ目のあと、夏休みの話です。
前巻のあとがきで、次のは番外編であるというのは知っていましたが、
読み始めて、出てきた名前がどういう人だっけ…というのは忘れてました(蛍のこととか)(汗
さて、今回は「悪い人にさらわれました」まではいいとして「一週間分の着替えと宿題をもって…」というのが笑える。助けに行くのになぜ着替えが必要なのか?文学少女らしく可笑しいところです。
また、今回は麻貴がメインに関わってくる話だったりもする。
山奥の別荘、ここは姫倉家にはいわくのある場所だった。麻貴は祖父の鼻を明かそうと“約束”を知ろうとし、そのために遠子と心葉も巻き込まれるのだった。
遠子がいつもどおり、別荘で起こった惨事の謎を解明していくという話だが…。
今回は、若干、え?と思うところがある。
心葉は琴吹さんと仲良くなるはずなのだが、ここでは遠子先輩が…まるで結ばれるんじゃないかと思える展開となっている。
これはいったい…もしかして?
そして、ラストのところ。これは、なんかいろいろ考えてしまう。
どういう意味なのか?
作中の太字の箇所を読み返してみると、さらに…。
次巻への謎を残して、今回のお話は終わるのであった。
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