とある遊園地の正面入り口付近に現れた十人の若者たちは、まるで示しあわせたように、一様に「ごきげんよう」と
は言い難い表情を浮かべていた。

ISBN:4086011107 文庫 今野 緒雪 集英社 2007/12/26 ¥460
お別れ会の席で、祥子が祐巳との遊園地デートに誘った。祐巳は、祥子はもちろん、柏木や祐麒と車で行くことに

遊園地へ行く途中、車内での席替えで運転席に座ったのは…!


年末に発売しましたが、すぐに買いにいくことができず、少し経ってからということになりました。
でも、取りあえず、年内には読み切りました。
ということで、許容範囲かな?(なんの?)
(レビューとしては年明けちゃってるけど…)

今回は遊園地リベンジ。
それだけを聞くといつもどおりですが、時期が祥子さまたちの歓送会の次の日ということを考えると、平静ではいられないのである。

祥子さまの提案で遊園地に行くことになる面々、ただし、一緒に行くのではなくて
「来たい人はどうぞ。でも待ち合わせして集合したりはしないから」
ということなのだった。
この奇妙なイベントに参加する姉妹たち…だが、遊園地入り口にあらわれた彼女たちはみな浮かない顔…いったい何があったのか?

今回はわりと本が薄い感じなのですが、でもいろいろなことがあります。
それぞれの紆余曲折があり最後は大団円(ってそれは大げさか)
こういうの結構楽しい。

今回さりげなく重大事実が判明するが…本人は大したことないことだって思っていた…
まぁ日常化していればそんなもんなのか。

前巻からの持ち越し事項。
祥子さまはいったい何をしていたのか?
実はmixiのコミュで推理していた人がいて…それが大当たりであった。
でも、これは意外と簡単に推理できることだったらしい。
のぞみはわからなかったけど(^_^;

「柏木さんが一緒なの」
「二人きりじゃなかったの?何で三人で行くの?」
「いや、三人じゃなくて。うちの弟も一緒だから」
「ダブルデートですか?」

(中略箇所あり)

というやりとりで、柏木×祐麒が思い浮かんでしまった(笑)
#珍しくもない考えか?(^_^

瞳子と可南子は後半から登場しますが、
動きがかわいいです。

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