《調停者》は現実と仮想の境を曖昧にしてしまうんだよ!
ISBN:4044722013 文庫 水月 昂 角川書店 2006/07/29 ¥580
第9回角川学園小説大賞〈奨励賞〉受賞作


上記の通り受賞作品
たしかにそんな感じがあって荒削りって感じもあるなぁ。
そういや、これ、久しぶりのスニーカー文庫だったりします。

舞台は近未来、なにか大災害があったあとの日本。
復興とかもろもろの思惑で作られた都市。
その都市をさらに仮想現実として、アンドロイドが駆け回るシミュレーションゲームがあった。
そのゲーム…マスケラ…はリアルにつくられていた…そして、秘密があった。

『調停者』と呼ばれる脳と直接やりとりするPCとか…いろいろ謎がまかれている。

軍事機密を盗んで作られたリアルなゲーム…そんなものが出てくるとだいたい話の筋は決まってきてしまうのだが…スパイ?の存在もなんとなくわかったしね。
途中ミスリードさせる部分もあったりしました。

今回は『マスケラ』の話がメインで、『調停者』はこれからなんだろうなぁ。

伊緒の存在がおもしろいと思った。
(いや、もしかしたら普通かも知れないが)

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DiaryNote の相互お気に入りにしている彩さんが、3巻の事を書いていたので、読んでみたのでした。

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