[小説] ぼくのご主人様!?(3)
2007年2月5日 異性装とTS系作品『その手が、君自身の手ではなかったとしても?』
ISBN:482916378X 文庫 鷹野 祐希 富士見書房 ¥567 2006/12/15
真琴の婚約者騒動も一段落つき、落ち着きを取り戻した佐倉邸。だが、メイドの吉香は、吉香と同じく「入れ替わっていた」メイド頭の千尋(千広)に言われた一言が忘れられなかった。曰く『想いでだけで本当に満足できる?』
もう出ないだろうと思ってましたが(汗
こちらの世界とは別の世界。雰囲気的に同じだが、たどってきた歴史が若干異なっている。そんな世界。
違う世界の日本と言えればいいのだが、その記述がないので、こんな記述になってますが、華族とか、太夫とかいるのならそういってもいいのかな。
特徴的なのは、こちらの世界の「写し身」が、性別が逆で存在していること。
まぁ…これがいろいろ考えてしまうところですが。
千広が去って、千尋が戻ってきてからの話。
真琴は、休学していた学校を退学することを決め、会社の経営に専念することに。
そのための年末パーティを開くため、メイドたちはおお忙し。
そんななか、ただ一人の執事であった東金がぎっくり腰で戦線離脱。そのために東金の甥、雅成を代理の執事として迎えることにしたが…。
やってきた彼の様子がおかしい…
彼の中身は入れ替わっていて、その中身は、あちらから来た来訪者、雅音という女性だった…。
今回の話はこの雅音がメインであるが…
同時に吉香の真琴への思いも描かれる。
千広が残した言葉によって、吉香は悩むのだが…。
そういえば、この話もメイドと御主人様の恋の話でしたね…。
とりあえず、一歩前進といったところでしょうか。
(そして…続きはあるのだろうか?(笑))
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なんだか偶然にも直前に「ぼくのご主人様」で検索している人が居たみたいだけど(^_^;
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