3月29日放送分

今回はいつもと同じようなOPは無し

<プレパート>

鹿縞山、はずむが山を登っている。

(はずむのモノローグ)
とまりちゃん
いつもそばにいてくれた。
小さい頃からずっと、すっと…
僕のことを一番わかってくれる女の子
とまりちゃん…大好きだよ。

やす菜ちゃん
淋しげな、だけど生きる力を与えてくれるような…
素敵なフルートを吹く女の子。
初恋の人。
やす菜ちゃん、大好きだよ。

僕は、心のどこかで『女の子同士だから』って甘く考えてたのかも…
そのせいで二人は…
本当に人が人を好きになるって…
恋って… なんですか。

宇宙船に衝突されたあの崖で、朝日を見るはずむ。

<Aパート>

翌日。
やす菜は荷物整理をしていた、みんなが写った記念写真を段ボールにしまう。
とまりは家を出る。

はずむも家を出る。
はずむ「もう、夏も終わりだね」

<サブタイトル:やがて恋が始まる>

とまりの家を訪ねたはずむだったが、とまりは出かけたあとだった。
とまりは学校の庭園にいた。

とまりもはずむの家を訪ねたらしい。
どうやら行き違いになったようだ。

とまり「話したいことがあってさ…」

はずむ「とまりちゃん、僕も話しがあるんだ…
    話していいかな…
    あのね… その… だから…」

話したいと言いながら、なかなか言い出せないはずむ。

はずむ「ちゃんと言うから!
    あれから、ずっと考えてたんだ。
    僕はどうしたらいいのか、どうしたいのか…

    それで決めたんだ。
    僕、やす菜ちゃんのそばにいる」

とまり「そっか…」
はずむ「ごめんね!」

わかっていたことだが、落ち込むとまり、
でもそれを悟られまいとはずむにホースの水を向ける。

とまり「わりぃ、手が滑った。
    わかったからそれ以上言うな
    お前だったら、どうして欲しいかわかるだろ」

さらに水を浴びせるとまり。
だが、とまりにも水がかかる。

はずむ「もう一本あるんだよーだ!」

そして、水の掛け合いになる。

水の掛け合いに疲れ、寝ころぶ二人。

はずむ「とまりちゃんの話って何?」
とまり「最後に一日遊んでくれ、それでお前のことあきらめるから」
はずむ「遊ぼう、今日一日」

いろいろ遊ぶふたり。(括弧内は勝った方)
自転車競争(はずむ)
チャーハン早大食い(とまり)
バッティングセンター(はずむ)
クレーンゲーム
レコード屋
カラオケ
神社でお願い

はずむ「何をお願いしたの?」
とまり「聞くかそういうこと」
はずむ「変かな…」
とまり「お前が言ったら言うよ」
はずむ「『やす菜ちゃんが良くなりますように』って。
    とまりちゃんは?」
とまり「お前のと一緒だよ」

はずむ「次は何処に行こうか?」
とまり「もう、帰ろう」

はずむ「とまりちゃん、最後にお願いがあるんだ…」

やす菜の家
家を出るやす菜。

<Aパート終了>

余談だが、ここでゲーム版「かしまし」のCMが流れた。
ゲームの発売日は3/30。
この放送日は3/29であるが、実際には0時を過ぎているので3/30である。
CMではすでに「好評発売中」になっていた(笑)

<Bパート>
夕方、橋の下ではずむの自転車を見つけるあゆき。

はずむととまりの二人は、自転車を二人乗りしていた。
とまりがこいで、はずむが後ろで立ちながら…

幼い頃を思い出す。
とまりとの別れを悲しみ、泣きだしてしまうはずむ。

とまりはバランスを崩して、転倒してしまう。
とまり「なにやってるんだよ」
はずむ「だって…」

とまり「はずむはさ…居るから、いつもあたしの胸に
    川、渡ってくれただろ、あたしのお婿さんになるってさ…
    あのころのはずむは、ずっと、ずっと、あたしのだけのものなんだ…
    はずむが結婚して年取っても、自慢してやる
    あたしを好きだと言ってくれたはずむを、

    お前の親は、お前のばあちゃんは、あたしのために川を渡ってくれたんだぞ
    あたしをお嫁さんにするために世界で一番凄いことしてくれたんだぞって」

<まぁ、はずむが誰と結婚するか、そもそも出来るのか…ということはとりあえずおいといて…
<そんなになって言われたくないかも(笑)
<でもまぁ、ここは感動ずるはずのセリフなので、素直に感動しておこう(笑)

とまり「だから、行けよ。あたしは大丈夫だから、
    平気だから行けよ」
はずむ (泣いている)
とまり「男だろっ!」
はずむ「うっ…」(振り切る感じで)

とまり「はずむーーーー!!!
    …いっちゃやだ」

行きかけていたはずむが戻ってきて、とまりと抱き合う。

とまり「やす菜が待ってる…」

そして、石を飛び越えて川の対岸に渡っていくとまり。
わたり終えたあと、振り返ってみるとはずむはもういなかった。

とまり「追い掛けて来るわけないか…」

そこに現れるあゆき。

とまり「見てたのか…趣味悪いな」
あゆき「肩が必要かと思ってね」
とまり「お前の肩なんていらないよ
    あたしには自分の足がある」

それを聞いて、とまりの頭を抱くあゆき。

あゆき「私が変わりに泣いてあげる」
とまり「さんきゅ」

<これと似たセリフを最近聞いたことがあるなぁ〜
<まぁ全然違う物だけど。

鹿縞本町駅・駅前の横断歩道
やす菜は駅に向かっていた。
人を認識できないやす菜は大勢のなかにいても一人。
まわりはノイズに囲まれていた。

やす菜「こんなに人が居るのに、私には誰も…」

はずむの声「やす菜ちゃん!」

ノイズのなかにはずむの姿が浮かび上がる。

やす菜「はずむ…くん」

はずむ「やす菜ちゃん!怖がらないで、僕のお願いを聞いて欲しいんだ」
やす菜「お願い?」
はずむ「僕の、僕のそばにいて欲しい」
やす菜「うそ…」
はずむ「うそじゃない! 決めたんだ、やす菜ちゃんのそばにいるって!」

やす菜「信じて…いいの?
    はずむくん!」

抱き合う二人。

はずむ「やす菜ちゃん、大好きだよ」

そして…
やす菜ははずむが見えるようになった。
ノイズが晴れ…すべてが見えるように。

やす菜「世界が…見える!」

去っていく宇宙船、その中で宇宙仁は語る。
「人を求める心、他者を慈しむ心、愛、
 愛を語ることは難しく、愛を見ることも出来ない、
 それどころか、愛はときに苦痛を生み、互いの溝を深め、
 傷つける武器にさえなる。
 しかし、彼らはそれでも愛を求める。
 それが生きる目的だから…
 誰かとの別れをかなしみ、誰かとの出会いを喜び、心を通わせ、
 笑い、泣き、怒る。
 そのひとつひとつを経験するために、その中にある愛を求めて、
 命は生きようとするのだ。
 もし、君たちの星に選択の時が来たら、どうか過ちをおかさないでほしい。
 どんなに苦しくても、どんなにつらくても
 愛がなければ、生命は生きていく価値を失うと言うことを」

それを見届け、宇宙仁は地球を離れる。
ジャンプウは光の雫を降らせたのだった。

宇宙仁「何をした?」
ジャン・プウ「ぷぅ〜 いとしいオネニーサマとみなさんに、ジャン・プウから、お別れの涙 ぷぅ〜」
宇宙仁「いとしい?」
ジャン・プウ「だって… オネニーサマはジャン・プウのファーストキスの相手でぷ〜、初恋の人でぷ〜」
宇宙仁「生体端末のお前が…ふっ、
    つくづく、愛とは偉大なものだな…」
ジャン・プウ「さようならー オネニーサマー」

<エンディング>
「キミのためにできること」(歌:ゆうまお)

<ラストシーン>

学校で…
花壇の前で待ち合わせていたはずむとやす菜は手を繋ぎ歩き出す。
少し歩いて…

やす菜「はずむくん…」
はずむ「うん?」

やす菜、握っていた手を離して振り返る。

やす菜「あのね…」

場面変わって、あの川原。
石を飛んでいって、向こう岸でまで言って振り返るはずむ。
こちら側にはとまりが居る。

はずむ「とまりちゃん!あのね!」

<終わり>

ということで、やす菜に決着しました。
個人的にはとまり派なのでちょっと残念だな〜という気がしています。
しかし、いろいろ考えてみるとやす菜がああなってしまったのはとまりの勘違いがあったからで、これでとまりになっていたら、やす菜には残酷な結果だな〜と思う。だからこういう結果には納得です。
もとをたどっていけば、とまりは横槍を入れていたように見えなくもないしね。
でも、そのもとははずむの優柔不断であり…でも、はずむが女の子になってしまった原因はやす菜が振ったことだから…あれ、もどってきちゃった(汗
最初からこの話、こういう帰結になるものだったかも…。

原作は全然違う展開になっていますが…違う結果だといいな。(^_^;

で、エンディング後の最後の2シーン。
二つとも「あのね」の後が切れていて、これがすごく気になる。
でも、ちょっと考えればこれはわかる。

たぶんやす菜は「また三人で居たい」と言い出すのだろう。
やす菜の病気も治ったことだし、はずむも快く受け入れるはずだ。
そして最後のとまりへの「あのね」もまた同じ。

三人の関係系がまた続くみたいだね。

そして…テレビではこの第12話で終わりだが、
実は13話目が存在する。
これはDVDにしか入らないらしい。
DVD買う予定はないのだけど…どうしようかな〜。

[アニメ]かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜(12)

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