小説版 かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜
2006年1月23日 異性装とTS系作品だって、とても好きで、とてもとても好きな人と一緒に居るんだから。
ISBN:4840232687 文庫 著:駒尾真子 原作:あかほりさとる Illustration:桂遊生丸 メディアワークス 2006/01 ¥620
ごく普通の男子高校生だった大佛はずむ。でもある日、宇宙船との接触事故で、心は男のまま、女の子の体になっちゃった!? 男の体に戻れないはずむは「女の子」として生きていくことなるのだが……女の子っていろいろ大変みたい。足開いたままいすに座っちゃいけないし、ぶ、ブラとかつけなきゃいけないし……!
しかも初恋の人・やす菜、幼なじみの女の子・とまりと不思議な三角関係になってしまって……?
「電撃大王」連載コミック「かしまし」のノベライズ版
「かしまし」の原作はあかほりさとるですが…
この小説を書いているのは駒尾真子さん
この人って、私の知る限りだと、
「ヤミと帽子本の旅人」の小説、
百合姉妹・百合姫での「恋姉妹」「初恋姉妹」の小説版をやってますね…
え?百合仕事ばかり?
(ってヤミ帽のは百合じゃなかったかも知れないが)
この人…あかほりの弟子らしいです…
裏表紙の折り返し見るまで知らなかったよ〜(^_^;
さて、内容の方ですが…
原作コミックでは描いてないところも書いてありますね。
この辺はなんかいい。
多少違っているところもありますけどね〜
そして…こちらの方は、濃いです。
原作だとはずむはいとも簡単に女の子であるということを受け入れてる感じですが、こちらの方では、そうなってしまったことに戸惑い悩んでいるような描写があります。
こちらの反応の方がわたしとしては納得が出来る。
そんなはずむに対してかけられるとまりのことば。
「はずむははずむだろ!」
これは、原作とは逆の感じかも。
構成としては、メインとしてははずむの視点から書かれているが、
2章ではやす菜、3章ではとまりの視点からも書かれている。
そこでそれぞれの重いがわかっていく感じ。
でも、やす菜の男の子が好きなれない理由というのがちょっと弱いかな〜
(いちおう、原作とは同じなのだけどね)
3人一緒、良いところで終わってます。
続きがないのなら…まぁこれでいいのかな。
#出来れば、小説独自の展開というのもあったらいいなぁ…と思う。
#でも、それやられると、追っかけるものが増えて個人的に複雑かも(^_^;
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