朗読劇電車男

2005年8月5日演劇

声優たちによって演じられた電車男
朗読というと静かに語りかけるものを想像するが、この作品ではちょっと違う。
あの一冊の本を全て読み上げている（多少のカットなどはあるのだろうが）それを前後編の2回でやっている。
というわけで、ほとんど早口で絶叫に近い形になっています。
（キャラ設定による、エルメス役は早口でもなければ絶叫でもない）
こんな熱い朗読は初めて見ました。

注目の配役は電車男が朴路美、エルメスが井上喜久子。
（注：路は本当は王へんに路　王路）
電車男を女性が演じているのはここだけです。
他にも横山智佐とかでてます。ちさタロー…男らしいです（笑
あと、高橋広樹、堀内賢雄。

「私、女だけど…」というセリフを高橋広樹が言ってたりするのは笑える。
その他、原作では見えないところにアレンジが入っていてなかなか良いです。ときにはエルメス側から描いたものもあったりして。

日を置いて上演された後編（わたしはネットで無料配信されたものを見たので、リアルタイムではありません）は背後のスクリーンが二つになってて、そこに投稿時間が表示されるというふうにパワーアップしてた。
後半ではスクリーンを使った効果的な演出をしてたりする（公共公告喜久子とか）のですが…。
ネットの住人たちとして、何人もスクリーンに出てくるのですが…それがちょっと…さめてしまう。
ネットの住人は姿が見えなくて誰だかわからないところがよかったのに（って、これじゃ映画とTVのを否定しちゃってるよな／汗
今回は板がメインなので余計にそう思ってしまったのかもしれません。

総論としては、アレをうまく再現できていたと思います。
後日談もあったら、もっとよかったかも。

http://www.sanspo.com/info/041210train_man.html

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