ISBN:4091848141 コミック 榎本ナリコ 小学館 2002/04 ¥920


チャットで某氏が話題にしてたので、とりあえず読んでみた。
某氏は読んだあと「毒抜き」に別のものを読み漁ったそうだが…。
たしかに、気持ち悪さはあるかもしれない。

「放浪息子」を高校生でやったらこうなるだろうか。
もっとも、この作品は性的なものをかなり含んでいますが。
「放浪息子」はこれに比べると微笑ましいかな。

「スカート」はここでは「女」の象徴である。
帯にある「僕はスカートをはきたい」は即ち、
「女になりたい」という意味になる。(花)

逆に「スカートをはきたくない」女が居る。(葉子)
それもまた、同様に「女でいたくない」女なのだ。

あと、ノーマルな男の幹が居て、奇妙な三角関係になっている。

花はいつも一緒の幹が好きで、
幹は久しぶりに会って女っぽくなっていた葉子が好きで、
葉子は自分に対して絶対に女を求めない花が好き。
葉子が花を好きなのは安全牌だからかとも思えるのだが、
女を求めないというのは、女であることを意識させない…からかも。

花がゲイであったり、リアルに描いて、
そしてSEXが絡んだりしているのが
気持ち悪かったりするのかもしれない。

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男も女もそれぞれの枠のなかにとらわれている。
そういったことを考えさせてくれる話でした。

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この日記を書こうとして検索したときにこのジャンルが「アート・建築・デザイン」なっていた。
建築、デザインとは違うような(^_^;

「センチメントの季節」というタイトルはどこかで聞いたことがあった。
榎本ナリコって結構有名な人なのかな。

E

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