ISBN:4150307601 文庫 栗本 薫 早川書房 2004/06/10 ¥567
売上人気:364位


95巻も読んでいると、ひいきキャラっていろいろ変わってくるものです。
初期の頃は、レムスのおとなしいところが自分に似てるかもな…
ってことで、レムスがひいきキャラでした。

ところが、あんな風に変わってしまうとは…。

その次にひいきキャラにしたのは、マリウス。
マリウスはおしゃべりという点では自分とは違います。
ですが、グインや、イシュトヴァーンと違って、
強くはない。
明るいところが気に入ったのかも。
それに、大恋愛するしね。

オクタヴィアと結婚して、それで幸せに終わったかな…
と思いきや、マリウスはオクタヴィアの元を出奔することになる。
何巻だったかは覚えてないけど、
駄々を捏ねるようなことを言ったときに、
心が離れてしまいました(^_^;

で、そのマリウスが、今回の話の問題のひとつ。

パロでもケイロニアでも厄介者になっていて、
その処遇には、双方とも困っている。

それは、マリウスの性格に問題があって、
宮廷に留まることを嫌い、
そして周囲の事など考えずに直情だけで行動する。
それが、周囲のものたちには、気に入らないのだった。

前半はそのマリウスのことについて、
ヴァレリウスとリンダが話し合うのだが…
この辺の展開を読んでいて、
マリウスがちょっとだけかわいそうになった。
あそこまで言われなければならないのかという感じで。

そして、後半は、ゴーラの首都イシュタールに帰ってきたイシュトヴァーンの話。

今更になって思う。
自分はイシュトヴァーンとは合わないな…と(^_^;
近寄りたくないタイプかも(^_^;

と、まぁ、それはさておき、
今回はイシュトの根っこにある部分が判明する。
その辺にちょっと関心したのだった。

自分の子を認められない…これは相当の傷だな。

「悪魔の子」という意味の名前を付けられた子供…この先も名前変わらないのだろうか?

ここで話は変わる。

ページの最初の方を見ると、
今回の登場人物が紹介されているが…
グインの名前がない。

う〜む、今回はグインが出てこないのか〜。
これで話の内容はだいたいわかってしまう。

今回も後始末的な展開かな〜

読んでみるとやっぱりそうで(^_^;
アレからのあとの話が続いている。

もっとも、マリウスやイシュトヴァーンに焦点が当たっているので、
それなりに意味がある巻ではあるのかも。

今後のマリウスについての処遇が楽しみかな。
(もう、ほとんど決まっているようだけどね)

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