ISBN:4047135933 コミック 桜井 綾 角川書店 2003/12 ¥567

※注意
今回のレビューはストーリーを追っているためネタバレ感があるかもしれません。


ヤミ帽のコミック版。
この物語の主人公は葉月ではない。
アニメと同じように葉月が初美を探すところから始まる。
だが、葉月になにか別の意識体が憑いている…と切り離されてしまうのがこの話の主人公である。

正体はリリスの被る帽子、ジョウ・ハーリーから切り離された意識体。
「狩人」とも呼ばれ、本能的にイブを守ろうとする性質を持つ。
通常は誰かに憑いて行動するが、単独ではただの布切れであるため、動くことはできない。なので、イブの化身のひとつであるちびに着られてそれぞれの世界へ飛んでいく。
ちなみに、この名前のない存在はアーヤによって「コゲ」名付けられた。
イブの小さな化身と合わせると「コゲちび」となる。

主人公が葉月ではないというので、実は少しばかり残念だった。
葉月と初美のらぶらぶな話を読みたかったのにぃ…(なんてね。)
しかも、ただの布切れとはどういうことだ…。
原作(ゲーム)の方の設定かなぁ(わたしはゲームはやってないのでよくわからないが)


コゲは飛んだ先の世界では、いろいろなものに憑依する(意識を乗っ取っている)
それで、イブの欠片を集めるのだが、いつも失敗して世界を追い出される。

このへん中途半端で、少し気になることもある。
ゲームやればわかるだろうか?
気になるといえば、コゲと切り離された葉月…脱け殻の葉月はどうなっただろう?

後に再会するのだが、それまでの間、
初美を捜し出したいという気持ちは誰のものだろう。
葉月に憑いていて影響されていただけではないのか?
とコゲは悩む。

わたしとしては、コゲは葉月そのものであると考える。(この話の中ではね)
だから、初美を捜し出したいという気持ちはコゲ自身の気持ちだと思う。
(そう考える方が、気分的にいいのだ)


このあと、コゲは再び葉月と一緒になる。
お馴染みのリリスとガルカンチュアが登場、それまでとは変わった展開になる。

これはまぁ、こういうのもあるだろうって感じかな。
終わりはリリスENDといっていいだろうか?

ゲームやってないから、後半の展開は面白みが半減してたかもな〜。
ゲームをやってみてから、改めてまた見てみたいと思う。


E

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