ISBN:4757716850 コミック 志村 貴子 エンターブレイン 2003/12/25 ¥651


この前の予告では『放浪息子』のレビューを書くということでしたが、
予定を変更して『ぼくは、おんなのこ』のレビューを書きます。

『放浪息子』も『ぼくは、おんなのこ』も志村貴子さんの作品。

『放浪息子』の中にも「ぼくは、おんなのこ」というサブタイトルがありますが、
内容は全く別物。

実は、わたしはこのタイトルに騙されたりして(^_^;

『ぼくは、おんなのこ』は短編集で、
もちろん表題作の「ぼくは、おんなのこ」も収録…というか一番最初に入ってます。

ということなのですが…

「ぼくは、おんなのこ」
…やられました。

これはしばらくわたしの心に残ると思います。
内容はたいしたこと無いのかもしれない、
だが、わたしにはたいしたものがあった。

どういう話なのかというと、
1999年天変地異が起こり、
世界は一転、男女が入れ替わってしまった…
主人公の司も男の子だったが、女の子になってしまう。

…なんかヘンで不思議な話なのだった。

世界が一転しているのに、世界はたいした混乱がない。
人々もだんだんとそれを受け入れていき日々に埋没していく。
そんな一端が描かれていく。

すぐ終わってしまいますが、
結構衝撃でした。

もうこれだけで、何もいらない感じ。

短編なので他にも話はありますが、
これがいちばんなのだった。

あとは、
「花」と「sweet16」が良かったかな。

E

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