こんな想いをするくらいなら、二度と他人を求めたりしない。
十六の冬。
私は身を切られるほどの、つらい別れを経験した。

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再読している「いばらの森」の「白き花びら」編です。
ここでは白薔薇さまの過去が描かれています。
(「いばらの森」編は3月13日の日記を参照)

冒頭の一文は、「白き花びら」のやはり冒頭に書いてあるもの。
アニメでもオープニングの前に出てきました。

#ちなみに、アニメの前話(いばらの森)の冒頭も同じように使われていた。

アニメでは、どういう感じで惹かれていったのかがわかりませんでしたが、
原作では多少はわかった感じかな。
いや、もしかすると大して違いはないのかもしれないけども、
アニメの方は、話がちょっと縮めてあるのでそのせいかも。

それから春→夏→秋と季節は移りゆくわけですが、
この辺の展開は両方ともほぼ同じ
原作の方が多少ボリュームあるかもしれないですが。

アニメでは、栞との別れのところで終わってしまうが、
原作にはその後日談がちょっとだけある。
この辺は構成の違いだけなのかもね。

○「白き花びら」と「銀の記憶」
ところでこの話を初めて読んだとき
なぜか、これのテーマソングは「銀の記憶」(谷山浩子)だと思っていたんだけど、
今読み返して見たら、別にそうじゃなかった。
逆に…なんでそんなことを思ったんだろうと考えてみたら
当時、通勤時にちょうど聞いてたのかもしれない。
それで妙にマッチしてしまって、そう思ったのだろう。

「銀の記憶」をちょっと聞き直してみた。
まぁ…イメージソングとしても良いかもしれない…とちょっと思った。

○聖の性格がいつ変わったのかというお話
『いばらの森』P.132にこういう記述がある(祥子さまのセリフ)

「でも。三学期が始まると、栞さんが転校していたことと、白薔薇さまが面変わりしていたことに驚いたわ」
(中略)
「(中略)…そうね。志摩子の存在も大きいとは思う」

ということは、性格が変わるきっかけになったのはこの話であるが、
祐巳が見ている聖になったのは志摩子に出会ってからということになる。

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