NHKの『名作をポケットに』という番組でやっていたので見てみました。
(名作の世界を読み解いてく番組)

去年の9月の朗読公演会で聞いたときは、
この話の主人公である「私」が女性に思えてしまったのですが、
そのことをこの日記に書いたら、
その後、「私」は梶井基次郎本人であるということを教えられました。
(つまり…男性ってことね(^_^;))

そんな勘違いがあったのですが、
実はもう一つ間違いがあった。

それは、朗読を聞いていたときは、
舞台が東京だと思っていたのだけど、
実は京都なのだった。
梶井基次郎は京都に住んでいた。
(よくよく見てみると…作中に「京都」と出ていた…朗読時に聞き逃したらしい)

「私」は「えたいの知れない不吉な塊」に侵されており、
そのために自堕落な生活を送っていた。
憂鬱な気分で街をうろついていたが、
そんなとき果物屋で檸檬(れもん)を見つける。
檸檬を買うことで興奮を覚え、幸福な気分になるが、
丸善(本屋)に居る学生達を見て、再び気分は沈む。
しかし、画集を積み上げた上に檸檬を置き、
そのままそこを去ることで気分が晴れるのだった。

檸檬を爆弾に喩えるところは、
聞いたとき、物騒な作品だなぁ〜
と思った(^_^;)


梶井基次郎 檸檬
http://shinchosha.co.jp/meisaku/lemon/index.html

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>石川華楼さん
登録しました。
これからちょっと見てみますね。

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