今回の話は新潮文庫「魔性の子」の裏の話。
「魔性の子」は、ホラーとしてかなりの作品だが、その裏にあるのは、この十二国記の話であり、今回の話は、その裏(十二国側)で何が起こっていたのか?と言う話である。
とはいったものの、「魔性の子」と重なって登場するシーンが無いので、こういう関連があるということを知らない人は全く知らない…ということになりそう(^_^;)

#ホワイトハート読んでる限りだと、「月の影 影の海」の下巻のあとがきでほのめかされてはいるのだけど、特に明示されては居ない。

というわけで、内容をちょっと。
戴国で反乱が起こり、泰王驍宗が討伐に向かが、その先で驍宗は姿を消してしまう。そして時を同じくして、泰麒も姿を消した。
それから6年後、戴国の女将軍である劉李斎が、傷つきながら、慶国にたどりつく。
そこから、慶そして雁などを巻き込んだ戴救出作戦が始まる…。
(内容はかなり意訳しています)

十二国の中では、「他国に兵を持って攻め入ってはならない」というのがあり、それを犯せば、ひどい罪で、王、麒麟ともに、滅びてしまう。
これは、その国を救うという形であってもダメで、
そのため、どう戴国を救うかが問題になってくる。

この辺でいろんな議論が為されるのだけど、それがいろいろと面白いです。

個人的には。
前作で出てきた祥瓊や鈴も登場して、陽子の周りは安泰でいいなぁ〜と思ったし、今回は氾王と氾麟という新キャラ(もしかするとほかにもいるかもしれないけど(^_^;))
が登場したのだけど、これが結構目を引きそうな人たちですね〜。
のぞみ的には氾麟が意外に良いかも(^_^;)

さて最終的には、泰麒が戻ってくるのだけど。
そこで話が終わってます。
泰王はいったいどこに行ったのか?
その辺が、まだ謎なのだった。

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さて、これで、最初から読むことにしていた十二国記がすべて終わりました。
講談社文庫ではもう次の巻(短編集)が出ているのだけど、のぞみはホワイトハート版を待つので、それがでるまでおあずけ。
9月に出るらしい。

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7/24の「図南の翼」の訂正
珠晶が成長していると書いたけど、それは間違いでした。
読み直してみたら12のままだった(^_^;)

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