それは、偉業であった。

発売:2009/12/10 栗本薫/ハヤカワ文庫JA・早川書房


いつも、その本の中の気に入った台詞とか言葉をひとつ掲げていますが、
今回の言葉は、今巻の中で出てきたものではありません。

第1巻『豹頭の仮面』の最初に出てきた(と思われる)言葉をもじったものです。

いまにしてみれば…偉業だと思います。

亡くなったという知らせを聞いたときは、
今年刊行分については執筆が終わっている…と聞いていましたが、
最近になって、執筆中に亡くなったという話を聞いた。

そして、発売された130巻を見たら…
薄かった。
いつもの半分。

ほんとに途中だったんだなぁ…。

で、心配されていた。
気になる終わり方…ではなかった。
そもそも、そんなことを仕掛けることもできなかったのではありますが。

気になる終わり方ではなかったにしても、
物語の途中。
少し先の話はなんとか見えるけど…そのあとはね…。

うまく、どうしようというのか。

ヨナ達はどうなるのか?
イシュトヴァーンの陰謀とは?
リンダの運命は?
そして、グインの運命は?

気になるけど、この先を知ることはできません。

個人的には、誰かが語り継いで欲しいと思っています。
創作ノートというのが残っているはずなので、それを元にして物語を続けていくことは可能でしょう。

でも、それは栗本薫の物語ではなくなります。
それでも、わたしは知りたいと思っています。


最後に、月並みではありますが、
栗本薫さん、壮大な物語をありがとうございました。

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