[小説] 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん (8) 日常の価値は非凡
2011年11月28日 読書ニャンだテメー
発売:2009/09/10 入間人間/電撃文庫・アスキーメディアワークス
まず、この本を見て思ったことは。
「厚い」
厚くて有名な「ホライゾン」ほどではないにしても。
みーまーシリーズのなかでは抜群に厚いんじゃないんだろうか?
この巻はいつものみーまーとは違う。
主人公である「みーくん」と「まーちゃん」は最初と最後だけ主役なのだが、中身はその他の面々がメインである。
物語は登場人物それぞれの視点で語られ、このホテルの17階で繰り広げられる。
ミステリではよく使われる形じゃないかな。
窓の外に逃げる男、自殺志願の女、小説家、彼女と待ち合わせで先にホテルに来た大学生、ルイージでロリコンな探偵など…さまざまで、ちょっと変わった人たちが登場する。
この物語はどこに向かうのか?
まぁ、みーくんまーちゃんには関係ないんだけどね。
●どこかでみたような人たち?
ルイージ探偵の同僚に「エリオット」という名前の人がいる。
大学生が出会う母娘。母親が妙な人。また、その大学生に対して、前世の絡み?があるような発言をする。
前世のことはよくわからないがなんとなく、電波女と…の登場人物を彷彿とさせる。同じ作者だけに。
あと、261ページに「ホライゾン」という単語が出てくるがあのホライゾンなのだろうか?と思ったりした。
そして最後に衝撃的な事実か突き付けられ…続くのだった。
追伸。猫に関しての表記が一貫して「ニャンだテメー」となっているのが笑えた。
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