[小説] ぷりぷり3!!
2010年5月28日 読書やっぱり人間というのは面白くて、まだまだ目を離せないんですよ。
発売:2010/02/25 夏緑/MF文庫J・メディアファクトリー
3巻目。
これまで通りのまったりとした展開。
第1話 フィアンセは若女将!?
雛菊先生の郷里の旅館へ行くが、
そこで現れる生骸(ゾンビ)使い。
新キャラ登場でこのあとの話に絡んでくるか…と思いきや。
この話で終わるのだった。
第2話 オッス!メチャモテ女装コンテスト
陣達の居る春紗学園の男子寮・橘寮とイケメン(だがたちが悪いのも多い)が通う銀河高校の星雲寮とで、
女装の対決をすることになる。
橘寮では神宮寺あすらを代表にたてることにする。
(注:神宮寺あすらは女子であるが、寮生であることから白羽の矢が立てられた)
突然の女装ネタ。
(ちなみにこれを読んでいた頃、偶然にもNHK-BS2「MAGネット」では「オトコの娘」特集が放映された)
しかし、「女装」なのに女子が出ていいのか?ってこともあるが、まあそれは置いておく。
いままで男として育てられたため、女っ気がまるでなく、でも普通の女の子になりたいと願うあすらは健気なんだけど…。
いちいち女の子の行動に関心する姿は正直痛く見えるのだった。
第3話 ペアルックとかありえないし。
偶然にも陣とシエラは同じ紫色のカーディガンを着てきてしまう。
陣のひとことで傷ついたシエラは軽音部に来なかった。
心配した陣は校内を探し回るが見つからない。
サロメにデートしたらシエラがいる場所を教えると言われ、遊園地にデートに出かけるが…。
サロメが妙に鉄道(それも都電)に心酔しているのが滑稽だ。
聡子の独白がいきなり出てきて面食らったりもするけど…。
ラスト…ついに陣とシエラが互いの気持ちを告白するが…。
あとがきにあった驚愕の事実!
どうやら、「ぷいぷい」「ぷりぷり」と続いたこのシリーズ、
今回でおしまいらしい。
え?
…いや、話全然終わってないんだけど…。
ミルカ陣営との、古き日本の国津神との戦いとか全然まだまだなんだけど…。
確かに陣とシエラはお互いの気持ちを分かち合ったけど、でもそれもこれからの話だろうし…。
なんかとても中途半端です。
ここで打ち切りって事なのでしょうね。
これだったら、ヘロデ編が終わったところで終わった方がきれいだったのになぁ。
ちょっと残念です。
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